夢路の瞳

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2006年8月の終わり、
里芋畑の葉の下で、
空を見上げた彼の瞳を視た。


可愛いまあるい
空を映した
碧い瞳


仰向けに倒れながら
ゆっくり
閉じた。





白いはずの
彼の身体は、
ずいぶん汚れていた


近くを通った畑仕事の人が


「その子は、
何か 病気のようで、
明日の命もないようだから、
そのまま そこに
おいときなさい」


そういった。



すでに
体温を失いつつあった
小さな身体を
タオルで巻いて
手で温めながら
とりあえず動物病院へ向かった。



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そのコの身体は、

腰のところで折れ、

脚は ピクリとも

動きませんでした。






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夢路より






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いつか
歩けるかも
願いをこめて

あゆむ君

亜吐夢くん


レントゲン写真みて
あきらめた。






毎日、毎日、
此岸と彼岸を
行き来する。





かよわい
はかない
その姿



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夢路より帰りこよ


夢路より
夢路より







祈りの名前

夢路






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去年の今日





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夢路 膀胱破裂!

仕事から帰ると
水入れの前で
首からうな垂れて
沈鬱状態になっている夢路がいた。

オムツを替える

いつもなら
12時間もたてば、
ぐっしょりなはず!

まったく濡れてない!
そういえば最近おかしかった!
そう
おかしかったのに!






病院に行った。
尿管カテーテルを入れて
注射器で抜く。



圧迫排尿では
もう出なくなっていました。



尿管カテーテルを
まさか自宅ですることになるとは思いませんでした。








そんな日々の中

その時は

きたのです。



土曜日

夜 10時…

尿管カテーテルを抜こうとした その時




突然嘔吐?
全身痙攣?
口中蒼白?
眼振?
意識混濁?


意識不明…












もう ナニガナンダカワカラナイ?
かかりつけの病院は、明日の日曜日も休み!
電話帳かたっぱしから掛けた。




こんな時に限って
どこもつかまらない。
呼び出し音が鳴るばかり?
留守番電話が喋るだけ?






気がつけば

12時を過ぎていた。



夢路は、まだ生きている!
意識を失いつつも
まだ、生きている!


朝までは持たない。


だんだん冷えてゆく
夢路のからだを
なすすべなく
ただ、
ひとりで逝かせぬ為に
抱きしめ
泣いていた…

手術

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夢路は耐えた


土曜日の夜を越し、
日曜日朝一飛び込んだ病院。
午後一にも押しかけた。


最低だった。
手術もしてもらえなかった。










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私は、主治医ではないので
ザクロの様になっているであろう
膀胱を手術する事は、出来ません。]

[ こんな身体の
この仔が5年も生きてこれたのは
飼い主さんのおかげでしょう。]




????!!!!???




もう

もう



心は折れて
点滴だけを大量に身体に受けた夢路を
ぐったりと動かない夢路を
抱きしめて
家路に
ついた。

祈り

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夢路が少しずつ遠ざかる。
私の目の届かない所へ
動かない身体を引きずるように
少しずつ遠ざかる。

追いかける。
目を閉じず
眠らず
遠ざかる夢路を
追いかける。





私が眠るのを待って

「じゃあね かぁちゃん。
僕 行くね。」


あっと言う間に逝ってしまいそうで
夢路のしっぽをつかんで


私は、

眠ることをやめました。

36時間~

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急変から36時間…




結局、月曜日 朝一番に
いきつけの動物病院に駆け込みました。

もう無理だ。
もう駄目だ。
もう間に合わない。
…。

…。

動物病院にたどり着いても
一分一秒が、
何時間にも感じた。

抱きしめる事しか出来ない自分が、
ものすごく無力に思えた。

…。


そして

やっと診察。



レントゲン写真は、お腹パンパン。
真っ白!!!
体液は、
死臭。
駄目だと分かっているからと
無理を言って

手術開始。


立ち会わせてくれました。



麻酔の効いた夢路の頭を
ずっと持たせていてくれたので
切った腹部の中が
尿でいっぱいだったこと
確かに
ザクロの様に
膀胱が破裂していたこと
満たされた尿のせいで
壊死が始まった内臓

そして
何とか残された
わずかな わずかな
膀胱…









とりあえず
とりあえず

生還。

夢路は耐えました。

闘病

手術からの奇跡の生還

このあと始まったのは「病いと闘う」
まさしく 闘病 でした。





毎日の静脈への点滴。40分コース。
常時 尿管カテーテルでの排尿。
(服を着せて、背中にポケットを着け、
ナプキンを入れ、カテーテルからの尿を吸わせる。)
これがまた 1時間位で替えないと 重さで落ちてしまう。
尿管カテーテルは わずかしかない膀胱なので
しょっ中確認しないと抜けてしまう。
抜けてしまうと尿がつまって尿毒症になる。



まさしく 寝ずの番 が始まりました。

あの日から1年

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何度も何度も死にかけて

何度も何度もあきらめて

一喜一憂

尿毒症

腹膜炎

膀胱炎

腎不全

巨大結腸症

療養食アレルギー

尻尾の壊死





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一年たって
どの状態が普通なのか
それはわからないけれども

とりあえず今は シニカケテハイマセン。

10日に一度の尿検査
ネフガードとウェルメイト
4時間おきのおむつ替え

手術前と変わったことは

毎日、一緒に通勤。
仕事場内に、夢路の居場所が出来ました。




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きょうだい達と離されて
つまらなさそうだけど、
おむつ替えが必要なので、勘弁してね。






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