タスケテヤレナイノダロウカ

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タスケテヤレナイノダロウカ



弱っていた雌犬が大怪我を負った。

右前脚が折れて千切れかけている

子供を産んだあとで

身体は痩せ細っている

湿った畑で蹲っている









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半年くらい前から

仕事場の近くで見かけはじめた

お腹が大きくなりはじめ

おそらく二月の初め頃出産した。



五匹の仔犬がいる事が

三月の終わりに分かった


本当に運と、偶然が重なって

四匹までは保護出来て

四月のはじめに里親募集をかけて

すぐに全てが貰われていった。

(仔犬の貰い手が、多い事に少し驚きました。)




だけど

親犬は捕まらない…




山や畑を食べ物を求めて歩く姿を見かける

このままじゃ

次のサカリがやってくる…




何とかならないのか…



愛護団体に相談しても

成犬は捕まえるのが難しいという










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昔、

サマンサ達を保護できた時

仔犬の一匹が、捕獲箱に入り

離れられなかったサマンサは

共にいる事を選び

諦めて捕まってくれた…。



今回は

仔犬を見せても駄目だった

親犬は捕まらない…

もう一匹いたはずの白い仔犬も姿が無い。






そして

とうとう

大怪我を負った。



動けないのなら…と、

相方と毛布とグローブを持って

捕まえようとした。





ぶらんぶらんの片手をあげて

血を流しながら

親犬はヒョコヒョコ逃げて行った…。


歩けるうちは捕まらない…






今も

仕事場の近くの畑の中で

うずくまっている

死んでいるように眠っている…。

まだ  生きている。




何とか助けてやれないのだろうか…。



何とかしてやりたいのに…。







信頼関係が成り立っていない!

でも、時間も残されていない!

動物は

死ぬ その時まで 生きる。




何とか助けてやれないのだろうか…。



私は無力だ。







せめて

水と食べ物を与えたい。






両親の住む家の近くなので

何とか食べさせてやりたいと思っている。

手負いの野良生活が長いコなので

捕まえる事は難しい…。

怪我がもとで命は尽きるかもしれない、

せめて

水と食べ物を…








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こんなにひと気のある里に住む野良は、

たいてい もとは飼い犬である事がほとんどだ。


迷ったり、捨てられたりして

野良犬と呼ばれるようになり、

群れに入って

野良同士の子供が産まれる。

そしてその子らが育つと

山犬と呼ばれるようになる。


この辺りの山は『休猟区』だ。

解禁時期には、猟犬が山に入る

その中にはそのシーズンだけのつもりの猟師もいて

猟犬は置き去りにされる…

そして

群れになる…。


こんな事の繰り返し…

終わらない…

悲しい…。





猟が許される山であるという事は

猪や、猿が、いるという事、

畑を荒らされないための

罠がしかけてあるという事、



それらの罠にかかる

見捨てられた犬達がいるという事。










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無責任な餌やりになりたくはないが

知らんぷりも出来ない。


助けられる命が一握りも無い事は分かっている。

ただ、『縁』があって助ける事が出来るコがいる事も分かっている。

見ない事には私達は出来ない。




心の葛藤は終わらない…。


















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こんな気持ちの時ほど

こんな夢路の姿に

心がホッとする…。






無心に “ ふみふみ…”

気持ち良さそう…。






ありがとう








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デモドリムスメ

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暖かい風の吹く

陽射しのきつい今日。






野に生きる母犬は、

弱りながらも生きています。





暗闇の中

餌を食べには来ているようだけれど

だんだん遠ざかっていっているような気がします…。







なんとかしてやりたいのに…













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水鏡のように

人の心が見えればいいのに…。



そう思うような事が起きました。



















三月はじめに保護出来て

四月はじめに貰われた



野に生きる母犬の子供達。

五匹のうち一匹はまだ野にいる、

貰われていった四匹のうちの一匹。





昨日、出戻り娘となりました。










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新聞の里親募集に載せて

掲載日に全て貰われていったコ達。






昨日の午前中に連絡があり、

(保護していたのは、母でした。)

「自分が入院する事になったので飼えなくなった。

ついては、ワクチン接種代の八千円を払って欲しい。」

証明書も、領収書も無いと言う。


中年の女性で、つき合っている男性はいるようだった。

新聞掲載の日の早朝6時に、一番に連絡して来た人だった。





避妊手術は約束していたのに

一週間後の電話では

「可愛いので一度は産ませたい。」

「車に乗らないので(避妊手術に)連れていけない。」

そんな事を言いはじめた。

時期が来たらこちらが伺って連れて行きます。と、

もう一度約束していたのに

その一週間後、昨日の電話が来ました。







心配していた仔だったので

返してもらうのは良かったのですが、

他にも同じようにしていたら問題なので

保護活動をしている知り合いに連絡して、





子犬を返してもらったら

お金は「証明書か、領収書が無いと返せない。」と言うつもりで

私の両親は、待ち合わせ場所に向かいました。








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虐待されたりしていなかったか

心配しつつ






意外にも

コロコロ太り、

首輪もリードも新しくなり、

お気に入りのヌイグルミと、

お気に入りのフードとともに

返されました。






お金を払わない 固い決心は、

元気なこの子の姿を見て、

可愛がっていてくれたことが感じられたので

渡して来たそうです。















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花を映す水鏡のように

本当の姿が見えればいいのに…。








一度出戻ると

かわいそうになって

もう一度里親を探すのが辛くなります…。





過去にも

出戻り組は二匹いて

ふたりとも実家で飼っています。



その二匹も もう14才。

ずいぶんおばあちゃんになりました



とうとう次の出戻り組になるのだろうか…。




知っている人の所にしか

渡したくない気持ちになってしまったようです。












こんな事ばかりを繰り返している私達…。








野に生きる者達の健気さが、

やりきれない

せつない

そんな気持ちにさせます。






傷ついた野に生きる者達に

私達は何をしてやれるのだろう…。










ココロノキズ

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鈴蘭が咲きはじめました

『君影草(きみかげそう)』とも言うらしい、

寂しげな名前。












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先日のデモドリムスメ

毎日元気に暮らしています。




私の両親は

もう一度里親募集に載せる事を

まだ逡巡しています。




近くに住む信用出来る人でないと

渡せないのでしょう…。





実はこのコの今いるサークルの中には、

もう一匹いるのです。






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去年の6月1日に保護出来た「マイちゃん」

保護した時ですでに6ヶ月。



仕事場からは離れた所で育ったので

保護は遅れ

5匹いたはずの仔犬のうち

たった一匹

このコしか助けられなかった…。




臆病で人に懐かず

いつも隠れるように小さくなっています。

ただ、

仔犬のあどけなさには心を許すのか

出戻ってきたこのコとは

遊びはじめました。




両親も

この事で「マイちゃん」が

少しでも懐いて

楽しく暮らしてくれないものかと、

期待してはいるようなのです。







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このコは

とても里親募集出来る状態にはありません。




その昔のうちの「ダリ」と一緒です…



人に対しての恐怖心が強く

散歩にも行けません。

撫でる事も出来ず

近寄ると唸り続けます。


根気良く付き合うしかありません…。







保護出来たあとも

(里親探しが)

出来るコ、

出来ないコ。


(貰われていって)

逃げるコ、

戻されるコ。



幸せになれるコ、

幸せになれないコ。




『運命』なのでしょうか…







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野に生きる母犬の怪我は

だんだん酷くなり


前足の一部は壊死して、

肉を落としはじめています。

骨らしきものがみえているようなのですが

いかんせん、

近寄ると痛そうにしながらも

逃げて行きます…。



手負いであるがゆえに

捕まりづらい状況で




むごいことです…。




倒れても

倒れても、

命が尽きるまで

生き続けるのです…。




あとどれくらいの時間があるのか

毎日

悲しい気持ちで

山の母犬の姿を探しています…。








ひとつの終わりひとつの始まり

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ひとつのおわりひとつのはじまり






ついこの間

この日は

『縁』に呼ばれた一日でした…。



悲しいことと

奮起することと

安堵することが

重なって

重なって



少し間を置いて

気持ちを落ち着かせてから

この日の事を

思い出したい…。














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【悲しいこと】


5月1日の早朝

山の母犬が、亡くなりました

遺体は私達に見つかる事を

望んでくれたかのように

姿を現してくれました…。


店の一番遠い駐車場の

一番遠い側溝の中

壊死して腐敗している手を

身体の下にして

うつ伏せて死んでいました。


お腹が少し腫れて

少し血を吐いていました。










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ただ、

前日は強い雨

にもかかわらず

母犬の身体は夜露程度しか濡れておらず、

カラスなどに荒らされてもいず、

眠っているようにも見えました。



姿が見えなくなって丸2日。

キレイな状態でみつけられた事だけが

わずかな救い…




私達のテリトリーの中の

最も遠い場所

それはまるで、母犬と私達の距離



(信じたいけれど … どうしよう…)


それが

あの母犬の気持ちだったのだろうか…?


何だか

そう思えてしょうがない…












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(助けてあげられなくて、ごめん…)


何度か捕まえようとしたのだけれど、

怖がらせてしまうばかり…



人の手による罠で

傷をつけられ

精一杯生きて

生きて

生きて

生きて


多分、夜明けとともに

旅立った…。













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こんな風に

絶え間なくきえてゆく者たちがいる…。




花を手向けて

弔ってあげられました…。





(もう 痛く ないよね 。)


(がんばって 生きたね 。)






(今日 晴れて よかった…。)















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【奮起したこと】




同じ日


仕事が終わって

母犬との別れを終え

(ペット霊園には私の父が運び)

荼毘に付したあと



何故か

私は相方とともに

母犬の最期の場所へ行った。



そこには

別れを惜しむかのように

共に生きた二匹の犬がいた。










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しんみりと

そのコ達を見ていると

⁈ !


身体の大きな茶色の雄の片手がおかしい?


〈罠〉がかかっている!

何重ものワイヤーを鉄の錠で束ね

腕を堅く締め付けている!



すでに手の先は浮腫が始まり

壊死しはじめている…!



今朝、母犬の遺骸を引き上げる時

このコはまだ普通に歩いていたはず…!



イノシシ駆除の罠なのか

それとも野犬駆除のための罠なのか

〈手作りの罠〉

病院へ行かないととてもはずせそうに無い



そのコが、一生懸命助けを求めているように見えたので

自信は無かったけれど

母犬を捕まえようとしていた時の

首輪、リード、相方手作りの口輪、そして皮のグローブ

それらを手に

相方と両側の通路を挟みうつように

保護を試みました。








痛みに動けなくなっていたそのコは、

怯えた表情はしたものの

意外にも

首輪をかけることは困らず

口輪は少し嫌がりながらも付けさせてくれた。


いつ 痛みのために凶暴になるか分からないので

口輪はしたまま動物病院へ直行しました。












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【安堵したこと】


大きな身体は痩せこけて

マダニとノミが

ものすごく沢山いた。




麻酔をかけて

《罠》を切り外し、

傷口の消毒と治療、

抗生物質、痛み止め、化膿止め、

血液検査、便検査、マダニの駆除、

そして、点滴。











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一部壊死しているものの

何とか肉は落ちずにすみそう。


お腹に虫もいず、

フィラリア症にもなっておらず、




そして

私達が思っていたより

若かった。

(1.5才~2才程度のようだ)


2ヶ月前位から

山で見かけるようになっていた。



交番の方に聞くと、

迷ったのか、捨てられたのか

人懐っこ過ぎて山に追われたらしい…

口笛を吹いてふざけて呼んだ子供に

嬉しがって飛びついたらしく

身体が大きいがゆえに

怖がらせてしまったようだ。




ほとんど食べ物が当たっていなかったようで

便には草しか無く

わき腹も腰も骨が浮き出ている



薬でどんどん落ちていくダニを

どんどん食べようとする。












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本当に思う



人に飼われていて

突然捨てられたコは、

自分で食べ物を探せない。




不安の中

仕事場近くにいた

私達が何とか保護しようとしていた群れに

合流していたらしい…。




大怪我を負っていた母犬のそばで

同じくそれより前に罠による怪我で

前足の先を切り落とされたような傷を持つ

白黒ブチのコと一緒に行動していた。



不憫な二匹を守っているかのようだったこのコも、

とうとう母犬と同じ運命を辿りそうだった。



私達を

信じてくれて

ありがとう



ゴールデンウィークで、

病院も休みに入り

5月8日に予定している通院まで

何とか薬で元気に過ごしてほしい

何とか壊死が止まりますように

肉が落ちませんように

早く熱がひきますように





日に日に

人懐こさが増してくる



時々

何か言いたそうに

顔を見ながら泣く



今の境遇に自分が何故なったのか

それすら彼には分からない事なのだろう














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助けてやりたかった山のコ達は

他にいるのだけれど

だからと言って

目の前で助けを求めているコを、

見て見ぬ振りは

出来なかった…





今 このコは、

先日の出戻り娘『ナナ』や、

里親募集を断念した『舞ちゃん』のいる

仕事場近くの両親の家にいます。


コロ、ポチ、サクラ、リリー、サリー、マイ、ナナ、

八番目の『ハチ』と今日から呼ばれていたりして…。



とりあえず今は

早く怪我が治るように

養生しています…。





(本当に私達一党は、馬鹿だなあ…。)

つくづく

皆で思っています…







この忙しい時期に

こんな事をしていたのです…。

(少し疲れています。)







ただ、

母犬を失った日に(見送った日に)

同じ運命を辿りそうだったコを助けられた事は

私達の心の救いでした…


何故

母犬は保護出来ず、

このコは保護出来たのだろう…




命のわかれ道は

どのように決まるのだろう…





『ハチ』の傷を見るたびに

私達は

必死で生き抜いた

山の母犬を

思い出すのでしょう…。













絶え間なく消えてゆく者

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『ハチ』の通院

日が暮れて






今日も3㎝くらい

壊死した皮膚が切り取られました。



あと残りは腕の内側4㎝くらい

そこの皮膚が切り取れたら

腕の血行を妨げるものはなくなるので

明後日もう一回切り取ります。









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手の腫れも、熱も引き

すこぶる好調。












山にいる

『ハチ』の多分奥さんが、

昨夜、子供を産んだようだ。

今朝、お腹がへこんでいた…



朝から

『ハチ』が、そわそわしていた…。





やっぱりお前の子供なのかい?






なんとか寝ぐらを突き止めて

保護してやりたい…。

(ひと月が、勝負!)












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野の花は強いから

きっと頑張って育ててる。



『ハチ』は脱走を企てている



そうはさせじと、止めている。





ひとつの群れの

ひとりひとりは

群れを信じている。

群れに帰ろうとする。






私達は

このひとつの群れを

群ごと引き受けようとしている。






お互いの折り合いは

どこで着くのだろうか…。













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今日、

駐在さんが来てくれた。




先日、『ハチ』の腕から回収した

《罠》を渡してあった。





動物虐待にならないのか

撤収出来ないのか

問い合わせていたから…






答えは




ー 実際すぐそこまでおりて来ている

イノシシ用の罠だから

違法では無いとのこと。



民間からの依頼で

公的機関が動き、

民間(猟友会)に委託する。ー



そういう流れの中の事のようだ。


だから

今回の罠も、

トラバサミも、

存在し、続け



絶え間なく消えてゆくものは

ずうっと消え続ける…。








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もう、こうなったら

乗りかかった船だから

助けてやりたい。





せめて

このひと群れ、



この2年半。

保護しそびれたコ達が

山にいる…。





もちろん

全てでは無い。





消えて(亡くなって)しまった数の方が

圧倒的に多い。



そこに存在していた事を

思い出すと辛い。




生き残る事は

本当に難しい。




野に生きるもの達の

道は過酷だ。







野山を自由に駆け巡っているかのように見える

この子達の身体は

決して自由なものでは無い。

いろいろなものに

蝕まれている…。









私達は

間に合うのだろうか…?



助けられるだろうか…?






見ない事に出来ない私達は

いったい何が出来るのだろうか…。








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