モクシテイノル

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3.11

この日は

黙して祈ります







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二年前のあの日
曜日は金曜日。

私達は知らなかった。
仕事から帰って
ワンコの散歩にまず行こうとしていた私達に、
隣のSさんが、
「東日本が流れてしまいよる!」
「大変な事がおこっりょる!」
と、駆け寄って来た。

そこではじめてテレビをつけた…

画面には
まるで神というものがあるならば
そのものの両手が白い波になったような
海からやって来るサカシラナミの映像だった…。

叫ぶようなアナウンサーの声



私達は
気づかずにいた事が怖かった。

起こっている事の大きさに
テレビを消す事も出来ず、
まんじりと夜を越した…。










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どうしていいのか分からず
普段どうりに過ごして行く事に
罪悪感を感じ…、


笑顔さえ
笑っていていいのか
自問自答したり…、


「あの日の事は 忘れない。」


未だ
終わりの見えない
被災地である事は
変わっていない。


あの震災は
揺れを知らない土地に住む
私達にも
大きな影響を与えました…。





黙祷



鎮魂



祈り










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この愁ひ  

海に死なまし 渚邊の

たゆたふ波に

きづけ   奥津城



この海に  

いくその人ぞ  逝きけらし

砂の奥津城

おもひみしはや









若山牧水















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今日は

さすがに

ひっそりと花便り…。







生きているもののツトメハ?

生かされていることのイミハ?

生きていればこそイツカワカル。

キットネ…。



.


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花咲くまえに逝った貴方へ

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ー追悼ー       「福ちゃん」





2007年                    

3月 最後の土曜日

夜明け前




この日の出勤時間は《3:30》


時間に来ていなかった同僚の携帯電話に

誰かが連絡してみた。


(その時は応答が無かった…)


4:00少し過ぎて 彼の携帯から電話が入った。


「こちらは○○病院です。

   そちらはご家族でしょうか。

   この携帯電話の持ち主は交通事故にあわれています。

   家族の方に連絡して下さい。」





本人が連絡出来ない状態?

(一様に  皆  不安を感じていました…。)




とりあえず私の弟がその病院に向って走りました。


ややしばらくして




「車が何台も絡んでいる大きな事故が起こっている。

   もしも、この事故で運ばれているのなら大怪我だと思う。
  
   早く奥さんに連絡してほしい!」



時間が早過ぎた事もあって  やっと連絡がついたのは

5:00を過ぎてしまいました…。




その時にはもう、彼の命は尽きていました…。




弟からの連絡で知らされてはいましたが

奥さんを動揺させて事故を起こさせてはいけないと

亡くなってしまっていることは言えず、


「急いで病院に行って下さい 」 そればかりでした…。


奥さんは入院の用意をして行くつもりのようで

少し時間がかかってしまいました。





彼の奥さんは、私自身の旧い友人で、

彼女の家にはよくおじゃましていたので

彼とも同僚という以上に友人でした…。









動揺したまま仕事場の営業は始まり

皆 ともすれば涙がこぼれそうになりながら

唇を噛んで

心ここにあらずでした。





どうしていいのかわからず

何とか仕事を終え








その日が  “  通夜  ”


翌日曜日が “  告別式  ”でした…。

















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彼の事故は

トンネルを抜け下り坂のカーブで、

酒酔い運転の若者が、

対向車線をはみ出して二台の車に接触し、

方向を失ったかのように

彼の車に正面衝突して来たのです。









フロントガラスは完全に壊れ、

胸部圧迫等により   …ほぼ、即死…でした。

この多重事故で、亡くなったのは


…彼ひとりでした…。



「苦しむことは、おそらく僅かな時間だったでしょう。」



警察の方にはそう言われたようです。

















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次の週末




仕事場での花見を企画していて


前年の10月にこの仕事に就いたばかりだった彼は

初めての《花見の会》を、とても楽しみにしていました。





その年の花見は中止し、

以後も行う気になかなかなれず…。




吉野桜の花の下に立つと

何となく黙祷してしまいます。




花の咲くのを楽しみにしていた

彼はもういない…。










“ 3月最後の土曜日 ”





あの時いた従業員は皆一様に思い出すようで






「ーあの日が来たね…ー」



ポツリ  …  つぶやきます…。










今年は七回忌。


ひとつの区切りの年。








彼の歳は46才で、止まった。




年上だった彼の歳をそのうち皆越してゆくのですね…。





















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今年の命日




はじめて桜が満開でした。


今が盛りと咲き競っていました。


(哀しいくらいに咲き誇っていました)







「福ちゃん」

やっと…

やっと花見が一緒に出来たね。



やっと…

やっと  奥さん元気になってきたよ。

(相変わらず痩せっぽちさんだけどね)







孫も増えたよ。

あの時  娘のお腹にいた子は、男の子だったよ。

そのあと、もうひとり男の子が産まれたよ。

ひとり娘も、二男一女       三人の子持ちだ。(貴方の孫だ)





奥さんも、娘も、頑張って働いているよ。









何年たっても


思い出は消えることなく


何年たっても


辛いけど







遺されたもの達の悲しみが


あの時の


千切られるような痛みから


すこしは癒されていると思いたい…。













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昨日、


奥さんから


七回忌、無事に終わった連絡きたよ。










「福ちゃん」の性格だから


青い空の白い雲のうえで


昼寝でもしていそうだけれど











今日は曇天もよう….



桜の花に向かって







            ー   献杯  ー























遺された彼女のために

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「福ちゃん」の奥さん



彼女は私の旧い友人。

出会ったのは、もう25年も前になる。




年上の仕事仲間。

彼女と「福ちゃん」は、同じ歳。

しっかりした彼女と

おっとりした旦那様

おとなしいひとり娘

居心地の良い部屋。




20代の頃

よく飲み会の場所として

彼女の家に集まった

女4人。




宴もたけなわな頃

仕事から帰ってくる

付き合いのいい「福ちゃん」は、

よく巻き込まれていた。





懐かしいあの頃。













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「福ちゃん」の死を

彼女はなかなか受け入れられなかった…。





6年前の今日。

『告別式』

彼女はずっとぼんやりしていた…。

まだ何も考えられなかったのだろう…。






『火葬場』

まるで焼かれるコトを拒むかのように

自動ドアが、誤作動を起こした…。

運ばれてきていた【遺体】が、締め出された。







(あぁ、まだ、身体を失いたくないんだ…)

せつなかった…。







いよいよ最後の扉が閉められ、

火葬のボタンを押す時

彼女は悲鳴のような声で号泣し、

その場に崩れました…。






涙がとめどなく落ちました。










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四十九日



一周忌




彼女の痛みは和らがず



それでも何とかお墓をたて、



思い出の多すぎるマンションを人に貸し


やり直しをかけて

関西に引っ越しました。









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「一時預り」というコトで預かったテーブル。







2人で1番最初に買ったテーブル。



昔、「飲み会」で、いつも使ってたテーブル。



懐かしいテーブル。







彼女は

うちに置いて行きました…。




三回忌



彼女は、まだ、戻らない…。









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電話でのやり取りこそはしていたけれど

見えない分、心配だった。







一昨年

彼女は帰って来た。





元のマンションは、貸したままにして

新たなアパートに住みはじめ



返そうとしたテーブルは

大きくて入らないから…と、

いまだにわが家にある。







彼女は時々、やって来る。

このテーブルで、

一緒にご飯を食べる。

うちの猫達も懐いている。








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七回忌が終わった。





彼女も結構年をとった


あちこち身体もきついらしい

でも、頑張って働いている。





わが家には

あなた達のテーブルがある。

いつでも

どうか

来て下さい。





一緒にご飯を食べましょう。



一緒に思い出を語りましょう。






旅立ち

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今日の夜明け…

美しい朝焼け…

黄金色の日の出…














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紅いケイトウ

空を見上げて泣いています…。













午後3時頃…

クックちゃんは旅立ちました…。















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お父さん、

お母さん、

兄ちゃん達(ふたり)

弟…。(ミニチュアダックス)



見守られて逝ったそうです…。






兄ちゃん達ふたり

もう、40過ぎです…。

それぞれ働いている毎日の中、

まるで(やはり、)

自分で選んだかのように

見守られて逝きました…。




兄はお経を唱え、

やんちゃな弟は昔の写真を持って来て懐かしむ…。



ワンコの弟 ロッキーは

…鳴いていました…。














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クックちゃんは

自分で望んだ家族全てに見守られて

旅立ちました…。




(私たちは葬った後、知りました。)



来た日

9月9日には手が届かなかったけれど、

日にちにこだわってしまったのは人間の方、

クックちゃんは

家族が揃っている日を

自分で選んだのでしょうか…。







静かに

静かに

幕が降ろされました…。








クックちゃん、

幸せな夢の中に

ユックリ入っていきました…。







食べることができなくなって一週間…。


お父さん、

お母さん、

兄ちゃん達、

弟…。



見守られての旅立ち…。






静かで、

優しく、

穏やかな、

夏の終わりを思わせる

野分と共に…。






クックちゃん、

バイバイ…。




疲れた身体を置いて、

軽やかな気持ちで、

四十九日まで

この明るい空の下

楽しい散歩をしていてね。















三年目

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悲しいくらいの晴天と、

春らしい梅の花香る

穏やかな一日だった…












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【東日本大震災】

あの日から3年…






揺れることのなかった西日本に住んでいる私達

何か出来ることはないのか

〈仕事先の店での募金箱設置〉

(この募金は日本赤十字社に)

かかりつけの動物病院に設置された

〈被災地の小動物募金箱〉

TVで流れた映像から
なんとか被災地の人と繋がりを持とうとしているうちに
気仙沼大島と繋がりが出来、
僅かながらでも支援を続けてきた。

当地での受け口になってくれている人は「かよさん」という、

私より二つ年上の女性で
【明海荘】の女将であり、大島の語り部である。

昨年、一度、仕事先に会いに来てくれました。

彼女は、震災直後から会う人会う人に
「手裏剣のように(本人曰く)自分の名刺を渡しまくった。」
のだそうです。
何せ、行政からは後回しにされ、自分達で何とかせねばと、
強く思ったようで、自分の名刺が、窓口に少しでもなればと…。

















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そんな彼女から、メカブが届きました。

やっと、海のものが収穫でき始めたのだそうです。

嬉しそうな手紙とともに…


(ありがとうございます。仕事場のみんなで戴きました。)



まだまだ復興とは言えない状況の中、
今出来ることに懸命な姿に
いつも感動させられます。

昨年、秋の伊豆大島の災害時、
「かよさん」は大島つながりでの支援に
送っていた支援物資を
伊豆大島にも届けてくれたそうです。

災害を体験した人ほど
災害に際しての行動が素早くて

辛い思いをした人ほど
明るく、優しく、振る舞える…。
(すごいなぁ…)















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1993年1月15日(平成5年)午後8時6分

釧路沖地震



1993年(平成5年)7月12日午後10時17分

北海道南西沖地震




1995年(平成7年)1月17日午前5時46分

阪神淡路大震災



2004年(平成16年)10月23日午後5時56分

新潟県中越地震



2004年は台風襲来の年



2008年(平成20年)6月14日午前8時43分

岩手 . 宮城内陸地震




2011年(平成23年)3月11日午後2時46分

東日本大震災





最初、【東北地方太平洋沖地震】と呼ばれた事もあった…
私達も最初この名で募金活動を始めた事を思い出す。
(それだけ日本中が混乱していた)


ディーゼル機関車が石油輸送したり

帰りの燃料の確保が出来ないことが分かっていても
物資輸送に走って行ったトラックの群れ

何とかならぬか
何とかせねば

早く、早く、被災地に!



道は険しく…。






人は、自分以外の誰か(何か)の為に動く時
力を発揮出来るのかもしれない…。













私自身は大きな震災に遭うことなく今まできた。

先のことは分からないけれど

今日を3年目とする大きすぎた震災を

忘れずに忘れずに

繋がった縁を大切にしようと思う。














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かけがえのない命を

諦めず、

手放さず、

抱きしめて。












未だ家族と出会えない残された動物達のことを思うと

心が痛い…。











☀︎







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