お空の住民(うーちゃん)1

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「 うーちゃん 」は

2009年 7月19日 に生まれ

2011年 6月23日 に空の住民になった。

(二才ひと月前だった)


天真爛漫

天衣無縫


外傷無く

最期まで

愛らしいままに


朝の散歩から帰って来て

庭の掃除中の私達のもとに…

『 おかえり~  うーちゃん 』


『ただいま~………。

   僕        なんだか      ふらふら     するの…    』



そのまま  意識を失い…

なんとか病院へと急ぐ私達をしり目に

空へ駆け上がってしまいました…。




あんまりのあっけなさ…

『 僕   痛いの  やだよ  。』

『 僕   逝くね。』


なんとも

このコらしい…。







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遺された私達は

信じられない心持ちのままに

取り残されたような寂しさの中

(夏だったので)

凍らせたペットボトルを並べ

その上に柔らかいタオルをひき

「うーちゃん」の身体を横たえ

庭の花を散らし

母猫  「マロ 」(すずしろ改名)

妹猫  「みーちゃん」

ふたりのそばに置き(通夜がわり)

その後

荼毘に付しました…。





遺骨を土に還すには

もう一年必要でした…。

(なかなか 辛いものです…)





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母猫の「マロ」は

六ヶ月くらいで捨てられたコだった…。

人間への不信感丸出しで

ご飯は食べるけれど引きこもりで、

性別も判らないままだった…

(こどもが産まれて判っただなんて…。)

私達の失敗。





そんな人間嫌いの母猫が育てたというのに

あのコの

屈託の無さは驚く程だった…。







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『あなたは   僕の お父さんに違いない!』

去勢済み先住猫の  「もずく 」に迫る!


『あなたは  僕の  おばさんに違いない!』

13才以上の  「クロエ 」 に言い寄る!


あまりの 毒気の無さに

皆、あっけにとられてビックリしてた…



人懐こく

『僕  うーちゃんだぞ~』

よく足元をウロウロしてた…。



狩の上手い妹猫 「みーちゃん 」と違い

少し どんくさい コ だった。

庇や樹から

よく落ちていた。

照れることも無く

あどけない仕草で

私達を和ませていた…。



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あのコは

人に慣れない母猫と妹猫を

私達と縁づける為に

ほんのいっとき

空から来ていただけだったのかも知れない…。

だから

もしかしたら

まだ

お空の住民だったのかも知れない…。




(悲しみを乗り越えるための

   私達の言い訳かも知れないけれど…)



そんなコだった…。










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お空の住民(うーちゃん)2

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《 うーちゃんの死因は判らぬままです。

    連絡をとって行こうとしていた病院は、

    途中で逝ってしまったことを伝えた時に

   「調べましょうか 」と、

    言ってくれたのですけれど

    もはや

     硬く   冷たくなりつつある身体を

    さらに傷つける気になれず

     骸を抱いて引き返して来ました…。


    浅く静かな息が

    最期 深くはいた後

    前頭部が  ぷくっと 膨れました。

    頭を打っていたのかも知れません…。》









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早春…

仕事先の庭に野鳥が来ます…

もみじの樹に「ヤマガラ」が、

椿の花に「メジロ」が、

そして

桜の樹には「ヒヨ」…


「うーちゃん」「みーちゃん」

ふたりが よく狙っていた。

おしりを

ウズウズ   ソワソワ

そっくりな黒猫二匹が

重なったり

離れたり

喧嘩したり

慰めあったり




見ていて

飽きなかったな…。







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思い出は尽きず

「みーちゃん」は成長し、

「うーちゃん」は少年のまま


「みーちゃん」が残っていてくれたので

私達の悲しみは半減されたように思う。

いつも

楽しかった思い出ばかりを

思い出せる

「うーちゃん」は

不思議なコでした…。









空の青さをみつめていると

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空の青さをみつめていると
 
私に帰るところがあるような気がする
 
だが雲を通つてきた明るさは
 
もはや空へは帰つてゆかない
 
 
陽は絶えず豪華に捨てている
 
夜になつても私達は拾うのに忙しい
 
人はすべていやしい生まれなので
 
樹のように豊かに休むことがない
 
 
窓があふれたものを切りとつている
 
私は宇宙以外の部屋を欲しない
 
そのため私は人と不和になる
 
 
在ることは空間や時間を傷つけることだ
 
そして痛みがむしろ私を責める
 
私が去ると私の健康が戻つてくるだろう
 
 




谷川俊太郎













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猫の話  (たま)


その一


昔、白地に茶トラの  “  通い猫  ”  がいた。

朝6:00 にやって来て、

夕方6:00 に帰ってゆく。


穏やかな雄猫で、

いつも いつも

お客さんの足元で 昼寝してた。



(多分 何人かのお客様が置いたと思われる)

うどん、あげ、天ぷらのカケラが、

「 たま 」を中心に時計のように並んでいた。


「 たま 」は、ずーっと寝ていて

夕方6:00気づいたら帰っていた。


カケラだけが残されていた…。



その頃の玄関マットの上だった。

皆で、呆れて笑った…。











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その二


昔、

まだまだ仕事場に庭は無くて、

狭い店内だったけれど

せっかく 来てくれる人がいるのだから

少しくらい飾りをしようと、

ひと月に一度

定休日の日曜日にディスプレイをしに来ると、

いつの間にか

「 たま 」が見に来てくれていた。

そっと寄り添ってくれていた…。



寒い冬の日

「 たま 」と二人で一月の飾り付け

寒かったね。



持ってきた弁当

二人で分けたね…。




隣で寝ているだけでも

居てくれて

嬉しかった。














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そんな彼も

今はもう空の住人。













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彼が逝った

季節は春

午後3時頃の事だった


桜の花は終わっていた

石楠花が咲いていた

黄色いタオルで身体を包んだ

黄色い花をそっと置いた




桜の樹のしたに埋めた



朝はまだ肌寒かった…。


まさしく《今の季節》。






こんなに憶えているのに

なぜか

月日を忘れている…。


昔、昔  すぎるからなのか…?

それとも

あの時  悲しみが深すぎて

記憶の時間を狂わせたのか…?











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桜の花びらが

吹きだまりになっているこの庭





ここに彼は眠っている…。











彼の夢を見なくなって




私は

夢路をあたわった…。








.

仕事場の【牢名主】

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ゴールデンウィーク中は、

明るい時間のほとんどを

仕事場で過ごす事になるので、

ここ(仕事場)の、猫について書こう











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仕事場の猫(現在編)

其の一

《クロエ》


1999年12月

ある日、ポツンと黒猫がやってきた。

仕事場のボイラーの横。

寒風から逃れ逃れ、

暖を求めて

流れついた。

お腹の大きくなりかけた

大人の雌猫だった。



意思の強そうな

人を信じきれない

不信感をあらわにした黒猫だった。

妊娠中の気怠さからか

フードを毎日用意するうちに

撫でることが出来るようになり、

産まれる前に

避妊手術に連れて行くことが出来ました。

(堕胎、そして避妊です。)

賛否両論あることは分かります。

ただ、その頃

産まれてくる仔猫達の幸せになれる確率は余りに少なく、

〈産まれる前の命に対しては、“ 無いもの ”として

手術してくれる病院にお願いしました。〉

(5匹お腹にいたそうです…)



もちろん、

「可哀そうに…。」

辛い気持ちの中での病院への道です。



〔信じていたのに裏切られた〕

この黒猫が恨んで

去ってしまうかも知れないとは思いつつ

抜糸までは入院させて

連れて戻りました。










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そんな心配をよそに

〔じゃあ、後の世話は宜しくね。〕

と、言わんばかりに

仕事場に居着き。

ただ、仕事場の屋内には

その時 10匹の歳も生まれもバラバラな大人猫がいて
(まぁ、捨て猫とも、拾い猫とも、言いますが)
仔猫から育てたコ達ばかり…

気の強いクロエを

家にいれてあげることは出来ませんでした。










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あれから14年…。


家の中の猫達もだいたい18才前後で亡くなり、

今はもういない…。

ただ、

ずっと外に近い所で生きてきたクロエは、

14年住み続ける寝床を変える気は無いらしく

ボイラー横に作った「クロちゃんの家」から出ません。





私の仕事場には

【牢名主】のような クロエがいます。



「クロちゃん」と呼ばれ、

歳のせいで身体は衰えても

気の強さは負けません。(笑)



後から後からやって来る

『縁』のある猫達に、

貫禄を見せつけて、

誰とも寄り添わず

孤高の生き方を貫いています。

〈お世話係の人間達には、いつも文句を言いますが…(笑)〉





16才以上のはずのクロエ

今更ですが、

〈白血病キャリア〉です。

避妊手術の後発覚し、治療しました。

こんなに長生き出来るとは

当時 誰も思わなかった…。












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4年前に仕事にきはじめたひとりの女性が

クロエの世話を甲斐甲斐しくしてくれて、

クロエの寿命は伸びた気がします。

(私達と、共に仕事場の『いきもの係』をしてくれています。)

心強い見方なのです。


やはり

動物達には、

特に辛い思いを経験しているコ達には

『自分に向けられる愛情』が

不可欠な気がします。




クロエ、

20才越えを目指して

生きようね。















写真の少なさが寂しいですが、


さすが、

さすがの16才以上




ほとんど

ボイラー裏の

『クロちゃんの家』の中で

寝てばっかりなのです…。








…。


仕事場の【番頭】

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仕事場の猫(現在編)

其の二

《もずく》

現在、仕事場の【番頭】さん。

2007年12月

寒い冬の朝、まだ暗いうち

スモークグレーの汚れて痩せた猫が

仕事場に現れた。


お腹が空いていたのだろう

フードをガツガツ食べて

何処かに消えた。











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そのうち

営業時間中に

匂いにつられて姿をあらわすようになり、

居つくようになった…


人になれることが早く

動物病院に連れていったら

《去勢済みの雄》だった。



これは、「迷い猫に違いない」と、

新聞等で探してみたけれど

名乗りをあげる人はいず、

そのまま仕事場の【庭猫】になりました。











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もともと飼われていたコだから

すぐに本来の性格をあらわし、

人間のそばが大好きで、

賑わいの中で眠り、

触られても平気で、

なんとも

味のある

人に好かれる猫になりました。

(大事にされていたのだろうに…。)


車に乗るのが好きだから

もしかしたら

随分遠くから来てしまったのかも知れない。

想像するしかないのですけど…。

(飼い主さんも寂しかろうに)











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グレーの毛並みがモサモサっとしているので

私が『もずく』と、名付けました。

きっと本当の名前は違うでしょうが、

ふふっ

味があるでしょう、

『もずく』も文句を言わないし、

この名前で、はや7年。(早いなぁ)









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クロエが家に入らなかったので

『もずく』が、中.外. 自由な猫になりました。

基本的に

夜は中の私の父のベッドで眠り、

昼間は、仕事場の【番頭】さん。

(あくまでも基本的になだけで)

寒い日は出てこないし、

暑い日も出てこない。(笑)



遠出をしない自由猫。











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多分、

10才は、過ぎているようなのですが

若い時から穏やかで、

“ おじいちゃん ”と、いう風情の猫です。

走り回ることもなく、

木登りも上手とは言えず、

年齢の分かりずらい『もずく』



従業員に、よく命令して家の出入りをしているらしい、

皆の《癒し猫》。

好きなように生きている

でも、とても愛される。














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こんな猫にも、

なかなか出会えないものですよ…。









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