運のいい子(昨夕のこと)

昨夕、子猫を拾った
本当に
突然、目の前に現れるんだものねぇ…

昨日も動物病院の午後の診察に通院して、
混んでいたからいつもよりも遅くなって帰って来た。
帰ってすぐにワンコの散歩。
その散歩の途中で猫の声が聞こえた…

セミロングの茶トラ、
まだ乳歯の生後4ヶ月くらいの男の子。

ノミ無し、ムシ無し、猫風邪無し!
川沿いの草地にいたから
オナモミとかのひっつき草が
茶トラの毛並みにいっぱい付いている。

それでも暴れる事なく抱えられ、
おとなしくゲージに入って病院に行った

なかなかに落ち着いた子で、
動物病院の待合室の椅子の上で
ゆっくり身づくろいをしたりして…
治療のひとつも必要のない
優雅な仕草を見ていると
なぜ この子が あんな所にいたのか…
とても不思議。

夕暮れ時の散歩道…
川沿いの散歩道を相方と喋りながら歩いていた。

川面も薄暗くなる頃

私の目の前の藪の中から
『ニャアァァァァァァァ〜!』
絞り出すような、はっきりとした猫の声。

古びたガードレールの足元、
冬枯れの草の群れる中、
寒さを凌げるとは思えないような
風に吹きさらされる場所…

この枯れ草のその奥に…
声の主を探して枯れ草を掻き分けたその奥に…

ガードレールの奥には
捨てられたゴミが散乱している
こんな汚れた場所に居た。


三匹のワンコを連れている私達に
必死な声で訴えた。
人恋しさに
大声で呼び止めたんだ。


この道の水たまりの横
川までは遠すぎる
この水たまりの水を飲んだりもしたのだろうか…

人気のない川沿いの道
野犬の群れも多い場所
歩いて来たには目立ちすぎるし、
何より身体が綺麗すぎる

ここは
昔から仔猫や仔犬、鶏までも
捨てられていた事がある場所…

一昨年、甘露を拾った場所のすぐ近く
(同じ人が捨てたのだろうか…)

警察署、保健所、インターネットの迷子猫
出来るだけの手段で飼い主さんがいるのなら
もしも迷い猫であるのならば会わせてあげたい。
もし、捨てられて探している人もいないのなら
里親さんを探そう。
状態がとても良いから
すぐにでもトライアルに行ける。
そう思っていたら、そうなった。
仕事場の同僚が仔猫を欲しいと思い始めていたらしく
今日のうちにトライアルに出ました。(早)
去年、野に生きる白い群れの仔犬、
〈シロ(太郎)〉をもらってくれた同僚宅。
知っている人のもとに里子に出られたら嬉しい事だ。

“ 運の良い子 ” って、こんなものなのでしょうね…
怪我も病気も無く、
怖さもまだ知らないうちに
人間を大好きなうちに
人の手から手へと渡され
幸せな家族のもとにたどり着く。
そんなものなのでしょうね…
とりあえず、明日、明後日は同僚宅でお泊まりです♪
きっと幸せが待っているね♪
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