ことの成り行き

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「姉さん、産まれたばかりの仔猫の世話って僕に出来ますかね?」


……そんな問いかけから始まった昨日の朝。

問いかけて来たのは〈さくら(翠雨)〉を貰ってくれた同僚。




一昨日の夜。
彼の高校生の娘さんの友達のオジさん……
(彼にとっては顔と名前が分かるくらいの間柄)
そのオジさんの会社の倉庫にダンボールに入れられた
産まれたばかりに見える仔猫が5匹捨てられていた…と、
家族全員が猫アレルギー持ちのその家では置いてもおけない。
どうしたらいいだろうか?
猫を飼っている彼に相談がきた。

その頃、彼はうちから行った〈さくら(翠雨)〉が
吐いて吐いて…異物を食べた可能性もあったので
病院でバリウムを飲ませての検査中…………。
そのオジさんとも連絡できないままに夜を越した。

夜中じゅう考えて…
夜明けには自分達で育てられないだろうか…と、思ったらしい…

そして、翌朝(昨日の朝)私に相談してきた。




うちでは慢性猫風邪の虎鉄と伸之助がいる…

どうしよう…

でも…





30分くらい考えてから彼に言った。


「もしも、そのオジさんが置いておけないから
保健所に持って行くようだったら、5匹の仔猫、私がみるよ。」



「いや、うち(彼の家)でみようと思うんです。」

彼も彼なりに考えていたようでした。


娘に連絡を取って5匹の仔猫が
今どこにいるか聞いてみてもらったところ……


「姉さん、昨日の夜か今朝に、警察署に持ち込んだそうなんです。」

動物病院とか、保護活動をしている愛護団体に聞いてみたけれど
「引き取りはしていない。」と、言われ、警察署に行ったらしい…

「(警察署に)連絡した方がいいでしょうかね。」

「もし乳飲み子だったら警察署だってすぐに保健所に連れて行くと思う」




彼はすぐに警察署に電話を入れて
引き受けますので夕方まで置いておいて下さいと伝えました。
その時、電話の向こうから仔猫の鳴き声が聞こえていたそうです。

ただ、

ミルクを飲ませられる人もいない場所で
乳飲み子が生き延びていられるのだろうか…



結局、心配で………
私が代理で引き受けに行くことにしました。


持ち込まれた警察署は仕事場からは遠くて、
往復2時間以上かかる…
大急ぎで哺乳瓶やミルクの準備をして車を走らせました。


お腹を空かせているであろう仔猫達を思いながら
やきもきしながら1時間走って警察署に到着。
生活安全課に案内されて見せられたダンボールの中の仔猫達…
思っていたより小さくて…泣きそうになった。

夜のうちに持ち込まれたという…
ミルクを飲ませることもできず、小さくなる鳴き声…
どうにもならないから朝いちで保健所に連れて行こうと

「ダンボールを抱えて階段を降りていった所だったんです。」

彼が警察署に電話を入れた時、
あの時、この小さな命は繋がった。


(ああ、間に合った。)

(あとは早くこの子達にミルクを飲ませなきゃ!)






警察署から引き出す時から、
5匹のうち2匹は他の3匹の下敷きになっていて
もう鳴いてもいなかった…
ダンボールにひいた新聞紙の上で夜を越しているうちに
低体温にもなっていた。


「頑張れ!頑張れ!」

声をかけながら1時間かけて仕事場に帰った。

なかなか……なかなか…ミルクを飲むのも辛そうで…

それでもなんとか温めて、ミルクを飲ませて。




何とか生き延びていけそうな3匹を彼に渡し、
無理だと思われる2匹を私達が連れて帰ることにした。











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仮の名 薫子(かおるこ)








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仮の名 光子(ひかるこ)


連れて帰った時にはまだ息はありましたが
残念ながら3時間後には心肺停止となりました…









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光子(ひかるこ)は

今日、土に還しました。












薫子(かおるこ)はまだ頑張っています。











☀︎
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乗りかかった船(5兄妹)

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何とか生き延びていけそうな3匹を連れて帰った彼も
仔猫達を助けるために頑張ってくれました。

彼には彼のかかりつけの動物病院があって、
連れて帰ったその日も〈さくら(翠雨)〉の検査結果を聞きに
病院に行く予定の日で、仔猫達も連れて行くことに…

*〈さくら(翠雨)〉はバリウム検査の結果
胃も腸も大丈夫と分かったのでひと安心でした。


その動物病院では
「この仔猫達を本当に助けたいのなら…」と、
【胃カテーテルによる強制授乳】を教えられ
1回に40ccをシリンジとカテーテルで胃まで押し入れる方法になり、
その方法だと間違いなくミルクを胃に入れられるし、
時間も5時間あけられるそうで
彼は18時(病院で)、23時、そして4時に奥さんとふたりがかりで授乳し、
(彼の家は共働きなので)
仕事場に連れて来て、
8時、10時、13時、15時の4回私が哺乳瓶で授乳することに。

【胃カテーテル】を使うのは私は怖いから
哺乳瓶で頑張ることにしました。(笑)


彼も彼の家族もみんなで頑張って仔猫達を育てています。

そして、

みんな元気に育ちそうな感じに、

やっとなれたかな?










彼の所で育っている3匹は最初から100gを超せていたので
3日目の今日にはすべて130g以上に。

うちに引き取ったコは最初から70g未満だったところに持って来て
低体温にもなってしまっていたから、さらに痩せて
3日目の今日、やっとやっとの80g……。
(でも、今日からは吸い付く力を感じられるようになりました)

(なんとかなるかも)









ひとつ思ったことは…

警察署に引き取りに行って最初に見たダンボールの中、
状態の良かった3匹の仔猫達は、
弱っていた2匹の身体の上に乗り上げるようにしていた。

多分、自然の順番なんだろうな…
温めるもののなにひとつ無いダンボールの中の新聞紙の上、
黄色いタオルは警察の人が可哀想に思って入れてくれたらしい…
それでも体温はどんどん奪われていく…
体温を持たせるために温かい身体を敷いて自分を守る。
弱った者から淘汰される。
それが自然の理(ことわり)。


(そうなんだなぁ…)




嬉しかったこともあった。

この子達の命が繋がった最初の電話の時、
電話の向こうの警察の人が聞いてきた…

「牛乳をあげればいいんでしょうか?」

「いや、人間用だとお腹を壊すと思うのでペット用の方が…」

彼がそう答える声が聞こえていた。




迎えに行った時、
仔猫達と一緒にペット用のミルクが皿に入れられていた…
もちろん飲むことは出来なかったし、
飲ませることも出来なかっただろうけれど
買って来てくれて、なんとか夕方まで生かせてくれようとした
その気持ちが嬉しかった…。












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夢路の視線の先…











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仮の名 みるく


(彼の子供がつけた仮の名)

多分、男のコ








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仮の名 魯粛(ろしゅく)

彼がつけた仮の名

多分、男のコ











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仮の名 晃子(あきらこ)

彼の家族がまだ名前をつけていないので私がつけた。(笑)

このコの性別はまだ不明












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仮の名 薫子(かおるこ)

私達が引き受けたコ

女のコ






他のコ達に比べるとあきらかに小さい…











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今日ね、


やっと吸い付く力が出てきたよ♪

なんとか生きていけそうな気がしてきた。





乗りかかった船だもの

手伝えることは手伝うし、

出来ることはするよ。






頑張ろうね。











☀︎

光子(ひかりこ)へ…

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光子(ひかりこ)へ…







お前の写真はこれ一枚しかない



連れて帰ってミルクを飲ませた時、
口に含ませたミルクを、もう飲めなかった…。

湯たんぽで身体を温めたけれど
もう、体温は上がらなかった…。

鳴くこともなく…

見ることもなかった…




目のあく前にお前は逝った。




名前をつけたのは

お前を土に還したあとだった…





せめて、名前をつけて弔ってあげたかった…





光を見ることなく

逝ってしまったコだったから

来世には光を見ることが出来るように…と、

祈りを込めて




光子(ひかりこ)









明るい空の光の中に行くんだよ。





お前の事を忘れないよ…



最後まで一緒にいた

薫子(かおるこ)は何とか生き延びられそうだ。




薫子(かおるこ)を見ている時、

光子(ひかりこ)を思い出す。




これからも


きっと、



そうだよ。













☀︎










子守唄の日曜日

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ワンコの散歩は花盛り

紫木蓮と花水木











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ダリの山桜も緑を繁らせはじめ











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坂道の霧島躑躅は鮮やかに











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今日の相方さんは日曜大工

犬小屋のステップを少し前に出してスロープを足したらしい











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最初は怖々な様子のルパン

すぐに慣れて上がっていました。






サマンサの眼は多分ほとんど見えてない。
(もう歳だから仕方ない)
水飲み場から寝場所に戻ろうとして
ステップに顔が挟まってしまう事が多いようだったので
引っかからないくらい前にステップを出してみたよう…

少しでも不自由なく過ごさせてあげたいね。












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わが家の庭も花盛り

大手毬の瑞々しい緑色の花、

もうじき白い手毬になる












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裏庭の藤の花も咲きはじめ











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慈雨も窓から見てた











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夜の子守り


文太と、甘露と、伸之助












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昼の子守り


萩乃と伸之助











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今回、初日は虎鉄と文太が子守りに来たけど
なぜか2日目からは伸之助が張り付きだして…
虎鉄は文太に譲っていた相方の膝の上を
取り戻そうとし始めました。(笑)

去年生まれの3匹が
今回は頑張るそうです(笑)











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ゲージの前に陣取って
ミルクの時間には必ず一緒に起きて見ています。

どうかなぁ…?

頑張り続けていられるのかなぁ…?

何より

ちゃんと仔猫に見えているのかなぁ…?(笑)











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なんとか一度に15cc

チュチュチュチュ…と吸い付いて

頑張って、頑張って、飲んでいる。

もっと飲ませようとすると

鼻から逆流させちゃったからちょっと怖い…。
(あわてて鼻を口で吸ったりして)










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すよすよすよすよ………

すぐに眠ってしまうんだ…

何時間でも寝ていそうだから

時間が来たら無理に起こしてミルクを飲ませてる。

(なかなか体重が増えないなぁ…)











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ちっちゃいなぁ…


かわいいなぁ…











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やっと、目があきました♪


(写真は片目だけど今は両目とも開いています。)











今回は弱っているけれど1匹の乳飲み子のお世話。
〈薫子〉ひとりの命をつなぐことに集中出来るから
私的には慈雨達の時よりは育てやすい。
2回目でもあるからかも知れないけれど
私自身の緊迫感も全然違う…

今はまだ身体が小さすぎて1日でどうなるのか
予想も出来ないけれど、
授乳、排尿、排便、睡眠………この繰り返しを続けていくだけ。

それが〈薫子〉の未来につながると信じるしかないですもの。





つくづく…
2年前、慈雨達の子育てをしていて良かったなぁ…と思います。
慈雨達よりは3日くらい生後がたっていたし、
何より母乳が飲めていたし、
(保護した日に排便出来たので、しっかり母乳が飲めていたことは分かりました。)
そして、あの時、全滅させてしまいそうな不安を
あのコ達の生命力で育ってくれたことが
今回、無理だろうと思った〈薫子〉を連れて帰り、
連れて帰ったからには頑張ってみたいと思い、
その思いに応えるように〈薫子〉は頑張ってくれて…




どうなるのかは分からない…と、言いながらも

私は諦めることはありませんから

明日も、明後日も

〈薫子〉の成長を願うだけです。












ミルク缶(エスビラック)も1缶終わり。
前回8缶使ったから
今回、7缶くらいかなぁ…



今日は日曜日。

先週の日曜日には変わらない日々を喜んだのに…


そんなものなんでしょうね(笑)











生まれ出ずる悩み(乳母)

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〈薫子〉の出勤バスケット

洗濯ネットと風呂敷仕立て(笑)

ペットボトルの湯たんぽと、柔らか毛布♡











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〈薫子〉体重100gを超せました♪












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〈みるく〉











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〈晃子〉











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〈魯粛〉











3匹を引き受けて【胃カテーテル】で授乳していた彼も

昨日の日曜日から哺乳瓶に切り替え、

哺乳瓶も3個用意して

〈みるく〉は次女が、

〈晃子〉は奥さんが、

〈魯粛〉は彼と長男が、

それぞれ担当してミルクを飲ませることにしたようで…


子供達が哺乳瓶での授乳を望んだそうで、
病院でも順調に育てられたことを褒められ、
【胃カテーテル】での授乳ももういい…と、判断され、
今週末(土曜日)からは離乳食の用意をするそうで…
(さすがに病院は進み方が早いなぁ)


〈薫子〉はまだまだ離乳は無理だと思うけど、
その話を聞いて助かった事もある。




うちで育てている〈薫子〉は
猫風邪にかかる可能性がほぼ100%ある。

生後1ヶ月までは母乳の免疫が残っていて
猫風邪のウイルスからも守られているのだけど、
免疫が切れたらおそらく猫風邪がうつる。
そして、〈薫子〉はもちろん、
私が哺乳するコ達にも多分うつる。

順調に成長している彼の所のコ達が
今月末までに離乳出来れば
仕事場に連れて来なくてもよくなるので
多分、猫風邪にはかからないですむはず!

〈薫子〉はそれまでに猫を飼っていない家で保育してもらう…か、
その時までに身体を少しでも大きくして、
猫風邪にうつり次第治療開始するか…
(この案しかないと思う…)

〈虎鉄〉、〈伸之助〉の猫風邪は治らないけれど、
〈薫子〉は体力さえあれば治る。


(今日の病院での先生との話し合い。)











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命がつながりそうになったから、
そんな先の心配が出来るようになったんだねぇ…


毎朝、兄妹達とは会えるんだけど
身体の大きさが違いすぎて
ミルクの時間が遅れたら他のコ達に身体を吸われてしまうので
同じゲージ内だけど少しタオルで高さをつけて仕切っています。
(これは、祈雨の時の教訓ですね)



みんなが成長しているからこその悩みですね。






でも、

何があっても何とかするさ、


きっと、

大丈夫だよ。


















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