急転直下の朝(次の課題)

昨日の朝、
ハチの散歩を終えた私のところに
仕事場の動物達のお世話係のAちゃんが
泣きながら駆け込んで来た。
「姉さん、〈さくら〉が痙攣しています!!!!」
「もう、駄目かもしれない…。」
大急ぎで仕事場の犬小屋へ、
横倒しになって手脚を突っ張るように暴れ、
失禁、脱糞、水入れを頭からかぶったのか全身ビショ濡れ…
眼振、白眼を繰り返し
もう、このまま心臓が止まるのかと思うような状態
五分くらいで痙攣は止まったけれど
〈さくら〉は呆然としたまま…
(何が起きたのか分からないような顔をしている)
急いでお湯を用意して、糞尿にまみれてしまった身体を拭きながら
心臓の動きや、舌の色、眼球の色、歯茎の色、耳の中…
いったい原因がどこなのか、
今すぐ私に出来ることは何なのか、
考えながらのAM7:00…
(病院が開くのはAM9:00)
病院に行くまでに5回痙攣がおきた。
耳の中を拭いたあととか、
プルプルッと頭を振ったあとに倒れることに気づいた。
そして、2~3分間くらいの痙攣…
(耳の奥の三半規管? もしくは、癲癇?)

痙攣をおこしている間に
犬小屋の角にぶつけてしまったらしい目の下の傷…
(昨日の朝の痙攣がおさまった後の呆然としている〈さくら〉
どうしても午前中のうちに病院に連れていってやりたかった。
でも、ひとりで運転しながら〈さくら〉が痙攣した時を考えると
誰か一緒に行けないだろうかと…。
(でも、仕事場の同僚や、相方は無理だし…)
で、甥っ子に頼んだ。
8:45には病院についたけど、
私達よりもっと早くに待っている人達がいた…
待合室で〈さくら〉の頭を手のひらで支えて
順番を待った。
〈さくら〉は診察前も診察中も痙攣はおこらず、
身振り手振りで説明することに…。
「いろんな原因は考えられるから検査をして
ひとつひとつ消去していく方法になるよ」と、先生。
まずは、血液検査。
血液検査の待ち時間に頭を振った途端、痙攣が起こった。
待合室に突然横倒しになりバタバタと足掻き出した…
(変な話、そのときの私は痙攣の状態をみてもらえる安堵感があった)
3分間くらいで痙攣はおさまり、眼振の確認も出来ました。

その日結果の出る血液検査は〈内臓系〉。
腎臓、肝臓、血糖値、カリウム…etc…
「問題無し!」
内臓関係の数値からは痙攣を起こす原因は見つかりませんでした。
「あとは、脳神経系か、脳腫瘍」
それは検査が外注になるので翌日以降に分かるとのこと、
「どちらにしても、薬はたくさんあるよ。」
「痙攣を起こす犬猫はとても多いんや。(高齢化もあるけどな)」
〈さくら〉は身体はいたって健康で、食欲旺盛、白内障もまだまだ初期、
と、いうことは
血液検査の結果で脳神経系(癲癇)か、脳腫瘍かが分かったあと、
〈さくら〉に合った飲み薬をこれから試していくことになります。
とりあえず昨日は【痙攣止め】の座薬を先生が入れてくれました。

「少し眠くなる薬だからね。
体重に合わせているけれど少し少なめにしているから、
これで痙攣が起こらなければ良いんだけれど
次に痙攣が起こったら、倍の量を入れるようにして」
と、座薬を2回分もらって来ました。

今朝、早めに仕事場の〈さくら〉のところに行ったら
私の父がもう居ました。
(犬小屋の見える座敷で昨夜は横になり、
1時間おきに〈さくら〉の様子を見ていたようです。)
「夜には痙攣はおこらんかったよ。」
ほっとしたように私に笑いかけました。
(お父さん、ほとんど眠らんかったんやね…)
座薬の説明はしていたけれど、きっと気が張っていたんだろうな…。

痙攣がおこらないと【痙攣止め】は出来ないから
なんとか朝までもってほしかった。
その願いは聞き入れられたのか
朝の掃除をしている時に父も私もいる時に痙攣がおこりました。
1~2分でおさまって〈さくら〉もたちあがれたところで
父が〈さくら〉の頭を押さえ、私が座薬を昨日の2倍入れました。
この薬の効き目は8~12時間。
(お父さん、もう1日お願いします…。)
越していける事しか来ないはずだから
私達に課せられた次の課題なのでしょうね、

仕事場で卸売配達をしている父、
配達先で〈さくら〉と同じ症状のワンちゃん情報を仕入れてきました。
ー年齢も同じ15才、柴犬。
この五月に今回の〈さくら〉と同じ症状の痙攣を起こし、
それでも足腰が弱らないように毎日散歩にいっている。ー
父には同じ症状のワンちゃんが近くにいたことが安堵になったようです。
(そこのお家もワンちゃんを大事にしているところだから)
〈さくら〉に合ったお薬が、はやく見つかりますように…。
明日には最初の薬が処方されている予定、
脳腫瘍か、癲癇か、
いろいろ勉強させてもらえる毎日です…。
この話は明日に続きます

〈さくら〉はサマンサの子供、ダリの姉妹です。
(ダリより先に、サマンサより先に逝くなよ…さくら)

ダリのお腹はギュルギュル鳴ってる…
今日は一生懸命草を探して食べた。

ダリ、
さくらのことを覚えているかい?
皮下輸液250cc
食欲無し、
強制給餌少々…

ダリが行きたがったから河原まで足をのばした
合歓の木に優しい色の花が咲いていた
ねぇ、ダリ、
〈さくら〉を診察してもらっている時に
〈さくら〉の背中を引っ張ってみたら
皮下脂肪もしっかりついていて点滴しやすそうだったよ…
体重も13.5kgあったよ。
私は少し羨ましかったよ。
☀︎
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