手のひら (慈雨)

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夕陽に縁取られた雲

暖かい光に包まれているよう…。













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末っ子 慈雨 5ヶ月

すくすく ふっくら 大きくなって

少し毛並みは長めかな

すべすべの手触りです…。













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いたずらっぽい赤茶の瞳

いつもいつも元気いっぱい。













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人の手のみで育ったこの子は

手のひらで触られると嬉しくて仕方ない


「ぐるぐるぐるぐる……ごろごろごろごろ……」


大音量でのどを鳴らす…













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手のひらから伝えられるものは

愛情だけだと思っている


手のひらで触れるなり

「嬉しい 嬉しい 嬉しい 」

喜びだけを伝え返す

その無防備な姿に涙ぐみそうになる…。




人の手のひらを恐れず

愛されることだけで育った仔猫が

どれくらいいるのかなぁ?


どれくらいの仔猫が

人の手のひらに恐怖を感じ

撫ぜようと伸ばされた手に身をすくめるのだろう…。




怖い事を知らずに甘えて眠るこの子を抱いて

物陰で身を潜め、寒さに震える子を思う…。






いつも いつも

手のひらから伝えられる愛情で

暖かく包んであげたい…





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手のひら(虎鉄)

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寂しい夕暮れ

色も無く夕陽は沈んだ…。

残された雲は

薄水色の空に

不安気に漂っていた…。














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スリムな虎鉄

(先日の血液検査で健康が保証され)

【慢性猫風邪】と、

スラッとした容姿と、

饒舌な鳴き声がこの子の特徴みたいなものかな…?













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拾った時の月齢が

他の子達よりひと月くらい遅い…


その分、お腹に飼っていた虫もしつこかった。

団体生活をしていたであろう素振りも残っていて、

その分、心の傷も深そうだった。













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ただ、救いだったのは

この子も人の手を恐れてはいなかった。

手のひらを伸ばすと

頬を寄せて体を預ける…。

のどを鳴らしはしないけれど、

人の手には優しくされた(餌をもらえた)

記憶があるようだ…。













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いつも

潤んだような涙目で、

いつも

いろんな声色で鳴いている…



私達の耳には

《失くしたものを探しているように聞こえてしょうがない…》




空気の読める子で、

争い事を好まない。


気遣いのできる若者で、

子育てしている時は

ものすごく責任を持って保父さんをしてた…。














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育てた子もすっかり大きくなって、













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自分のテリトリーに、傍若無人に立ち入られても

怒らず、面倒みてくれる…。













自分より大きくなった子でも

やっぱり

子供は子供…

可愛いらしい…。






なんとなく寂しそうに見える虎鉄、

気を使わずに

もっと、自由に振舞って良いんだよ…。














手のひら(武蔵)

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素敵な朝の空だった

青空は高く

雲は低く

太陽が暖かい光を伴って

冷気をはじいてゆく…。













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川面に押しつけられるような霧も

朝陽の力を借りて

水面に沿って流れていく…














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武蔵

手のひらについて書きたくなったのは

この子を見ていて思うことがあったから…



拾って4年…

この子は今だに撫ぜようと伸ばす手を拒む

自分より上からかぶさってくる手のひらが怖い…














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赤土の駐車場

タイヤに身を潜め、

ひたすら震えていた…。






カリシウィルスにかかっていて

目ヤニで目は見えず、

鼻水で息はできず、

口内炎で舌に穴があき、

皮膚病(タムシ)でボロボロ…



どこから現れたのか

誰にそこ(駐車場)に置かれたのか

全く分からない。


ただ、(その場所が)

従業員用の駐車場だったおかげで

朝4:00くらいから夕方3:00くらいまで

駐車した車は動かない。

(武蔵の命が繋がったひとつの要因)



5メートルも、もし、移動していたら

そこは車通りの多い道路。

まず、助からない。

(目が見えず動けなかったことも助かった要因)



何者かに運ばれなければ

そこまで辿り着いていない。




病気にかかっていることが

目に見えて明らかなこの子を

誰かが捨てた…。














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《死》を待つばかりのような状況

鳴き声さえ出せないこの子の助かる可能性の低さ



けれど

運命はこの子を助けた




駐車場の奥の方の車の後輪下

武蔵が身を潜めていた車の持ち主は

猫好きで、穏やかな性格の男性



土ぼこりをあげて1台づつ出て行く車

その振動を感じて

(恐怖からだろう)

ほんのわずかに泣いた(鳴いた)…

その声が(心が)

その人に聴こえた…。




車の下に入り、ボロボロの仔猫を見つけた。




その人以外に2、3人車を動かさず

皆で協力して怖がる子猫を引き上げてくれたらしい…


この合わせて4人が

私が駐車場に来るのを待っていた。

(私に任せるつもりだったよう(笑))


怯えて汚れた仔猫を当たり前のように受け取って

その足で動物病院に走った。

(私は馬鹿だな…(笑))

相方も笑ってた…。



その時は命が繋がるのかどうかはまだ分からなかった。

せめて

手の中で眠らせてやりたかった…














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命は繋がり、

健やかに時は流れ

4年…



今だに手のひらが怖い…


身体をブラッシングしたり、

自ら頭ゴッチンと、甘えることは出来るのに

撫ぜようと伸ばされた手にはトラウマがあるらしい…。



そりゃ怖い思いをしただろう

捨てられた悲しみと、

口の中の痛みと、

皮膚の痒さと、

恐怖の中の振動と轟音。




無事に育ってくれてありがとう。

人間を許してくれてありがとう。

優しい子になってくれてありがとう。













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ボロボロの頃から

かいがいしく面倒を見てくれたのは夢路。


今だに夢路にとって武蔵は子供

武蔵にとっても夢路は母親


下半身不随の夢路が

武蔵の頭をよく舐めてやっている

武蔵もウットリ舐められている




愛おしい風景







皆、それぞれ違うから

それがまた愛おしく

いじらしい…













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今、私の目の前の夢路と武蔵

信じあっているんだな…。











(私のひとりごと)

だけど、
恐怖の中で
痛みの中で、
飢えと寒さの中で、
助からない命も、たくさんたくさんあって…

せめて せめて
助けられる命の縁がある時は
助けたいと願い続けています…。

絶え間なく消えてゆく命
きっと今この時にも消えていく命がある
そこに人間の残酷な手が関わらないことを祈る

せめて自然の淘汰であってほしい…














☀︎

手のひら(萩乃)

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今日は柔らかい朝陽

優しい色の空













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おばあさま〈萩乃〉




“拾った子の月齢がたてばたつほどトラウマが残る”

そう思うのはこの子との出会いを振り返るから…。














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この写真時で、拾って20日後、

拾った時は生後二週間…

乳歯が生えるか生えないか…それくらい…。

離乳していないのに捨てられた。

野犬もいるような山の公園

公園の公衆便所の横にある

草刈り機だとか、除草剤だとか、発電機だとか、運搬機だとかを

置いてある、シャッターで閉められたその公園の倉庫。

その倉庫の暗闇から

みすぼらしく痩せた仔猫がヨタヨタと現れた。

公衆便所の掃除後なのか

わずかにできている“水たまり”

その水を飲むために

その子猫は現れた…



どう見ても親猫はいない、

どう見てもガリガリだ、

ここに居ても生きてはいけない。





ヨタヨタと倉庫に帰って行こうとするその仔猫を

「むんず!」と掴んで抱き寄せた。



この時

なんの躊躇もなく

その子を連れて帰りました。













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身体はコールタールでベッタリ、

空腹のあまりなのか砂利を食べていた…




ハサミでコールタールの付いた毛を切って、

消化できず詰まってしまっていた便を出し、





しばらくは毛並みはボサボサ…

踏まれたのかシッポは潰れ、

消化不良で下痢、嘔吐、





命が繋がったと思えたのは

拾って二週間もたってから…




乳幼児だったけど

哺乳瓶は使わずにミルクを飲むことが出来ました。

(命がけになるとチビチビも必死なんだ)








連れて帰る車の中で

必死に指に噛みつくその仔が

不憫で

切なかった。














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多分、

お腹が空いて

お腹が空いて、

食べられないのに飲み込んで

お腹が痛くて

お腹が痛くて、

便も出なくなって

苦しくて

苦しくて、

意識も失いそうになって

突然知らないところに連れて来られ、

もうもう、

何が何だか分からなくなって



〈萩乃〉は、きっと

それまでの記憶を失ったんじゃないのかな…。

まるで、拾われてからを

「一から」とでも言うように

伸び伸びと育ち始めた。


だから、

“手のひらのトラウマも無い”














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ひとりっ子のように

愛情独り占めで8年間…

弟達が増え始めて7年間…

歳もとったから

だんだん気難しくなるけれど



いつでも

あの日

あの時の

〈萩乃〉の事は思い出せる。




何の躊躇もなく抱き寄せた

あの時の私を思い出せる。








(長生きしようね)











☀︎




手のひら(夢路)

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強い強い光を放って

夕陽が落ちていこうとしている…
















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夢路

“(夢路の)手のひらへのトラウマ”について書こうとすると

“(人の)手のひらのトラウマ”になってしまいそう…



[やられる前にやれ!]

[攻撃は最大の防御である]

[目には目を、歯には歯を]
(目には目と歯を)←夢路的には

[骨を切らせて肉をたつ]

[一矢報いよ]






夢路は【反撃】するタイプ














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骨が見えるほどの噛み傷



下半身の動かぬこの子は

わが身を顧みず喰いつき、肉を抉ります。




手に(もしくは)足に噛み付いて

引き剥がそうとすれば身が裂けます、



振りほどくことは

下半身不随のこの子に致命傷を与える可能性が高いので

人間は、ひたすら耐え、

蒼ざめながら夢路の身体を床に置き、

苦痛に顔を歪め、うずくまり、

その足元には、血だまりが出来る…。




(笑い事じゃない…血塗れ…。)













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撫ぜようとした手のひらに

突然、なにかのスイッチが入ったように襲いかかる。

上から振り下ろされる手や、棒に対してのパニック症状…



相方の娘は同居時、長靴を履いて部屋を歩き、(足への攻撃予防)

相方は、手で3度、足で3度

【猫引っ掻き病】で病院通い。

何十針もの縫い傷痕が…

私でさえ一度の通院と、たくさんの傷痕…。





動物病院で、仕事場で、

《夢路、凶暴につき取扱注意》

と、呼ばれる所以…。














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田圃の真ん中のちいさい社

社の隣は近所の人達の畑

見渡す限り民家は遠い…




どんな気持ちで捨てるのだろう…




群れて走る野犬や、

空から狙う鴉や、鷺、



こんな見晴らしのいい畑のど真ん中、

林までも遠い田圃のど真ん中、




いつからここにいたのかは分からない

ただ、飢えて畑を荒らしてしまったからなのか

人の手による致命傷で

夢路の背骨は折れました…。




その時の痛みのショックで死んでしまわなかったのが不思議なほど、

鋤とか、鍬とか、柄のついている先の鋭いもの、

その一撃で夢路の下半身は動かなくなった。







私達が見つけた時、

夢路の身体には蟻がたかってきていました。

畑の土の上を這ったからなのか(人から逃げたのか)

白い身体は泥にまみれて冷たくなりかけていました…。














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毎日毎日…もうダメか…。

そう思いながら看病した日々、

それまでの生きてきた記憶はすっかり忘れてしまったように

自身の痛みとの闘いを毎日して、

ひきずっていた下半身を

上半身の筋肉で浮かせて歩けるようになった頃から

何かの拍子に人間への恐怖が思い出されるのか

本気の攻撃が突然はじまるようになった…。



〈頭上からの手のひら〉がきっかけになることが多く、

相方や、相方の娘、動物病院の助手の方や、私の両親…

夢路に手のひらを差し出すことを恐れるようになった…。



今、やっと相方は抱きかかえることが 時々出来るようになりました(笑)














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恐怖を攻撃に変える気の強さが

夢路の生き延びている要因なのかも知れません。




私の自慢の夢路は そんな子(笑)










(私の独り言)


人間による虐待で命を絶たれた猫達の話を聞くと
せめて、せめて、【一矢報いて】
命をかけて噛みつけ!
つい、そう思ってしまう…。

怯えて、怯えて、
震えて、震えて、
恐怖で目を見開いて
死んでゆくその姿…

私の感情が昂ぶって涙が止まらなくなる…

人の心の弱さが、弱いものを貶める…

命を守れる強さがほしい…。
















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